2023年11月16日 (木)

ステップアップ研修の閉講式を行いました。

11月15日(水)、今年度のステップアップ研修の閉講式を行いました。

先週の花壇実習の最終回を経て、泣いても笑っても今日が本当の最終回です。

閉講式の前に、
まずは、担当の髙田専門員より、4月からこんなことをしてきましたね...と、
写真を見ながら振り返りました。
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振り返れば4月12日、緊張の面持ちで迎えた開講式の後、すぐに花壇デザイン作成の
講義が始まり、
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5月24日には、班で決めたデザインを基に植栽をしました。
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始めはどこで切ったらよいか分からなかった花がら摘みも、今はお手のものですよね。
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7月19日に最高の花壇になるように!と、目標を立てた『仮想コンクール』は大成功でしたね。
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10月になってからの秋色の花壇も、とてもきれいでした。
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花壇実習以外にも、『ボランティア活動の心がまえ』や中央植物園の中田園長による
『有毒な植物や栽培してはいけない植物』の講義もありましたね。
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9月には新潟県見附市への現地視察。
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数え上げたら切りがないですね。

また、西川普及研修部長から、『花壇コンクールから学べること』と題し、
県花のまちづくりコンクールの各部門の最優秀賞の花壇を例に、良い花壇作り
のポイントを紹介していただきました。
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お一人ずつ、この研修に参加しての感想をお聞きしたところ、

・最初は20単位の研修に通えるか不安だったが、休まずに出席できたことが自信になった。

・土づくりや花がら摘み、テーマを決めてデザインすることの大切さがわかった。

・これからも失敗を繰り返しながら、花と一緒に成長していきたい。

・メンバーに恵まれ、班の人からいろんな話が聞けてよかった。

・地元に戻って花の輪を広げていきたい。

他にも、
今日は閉講式だけど今がスタート地点!という方や、早速自宅に花壇を作りました!という方も。
いろいろなお話を聞かせていただきました。

土づくりはどうするんだったかな?とか、あの時どんな花苗植えたっけ?などと思ったら、
この研修のファイルをもう一度開けて、おさらいしてみて下さい。そして、地域の人たちにも
伝えてあげて下さいね。

閉講式では酒井専務理事より、お一人ずつ終了証をお渡ししました。
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終了証は、全20単位のうち3分の2以上の出席で交付するのですが、
30名全員の方にお渡しすることができました。

記念写真で締めくくりました。
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今年も花を通して、素敵な出会いがたくさんありました。
受講生の皆さま、長い期間、本当にお疲れさまでした。

 

2023年11月11日 (土)

花壇実習⑫(最終回)

11月8日(水)、第11回目の花壇実習を行いました。

早いもので、5月に土づくりから始まった花壇実習は最終回となりました。

10月いっぱいまで、こんなにきれいに咲いてくれましたよ。
植物園のお客様にも好評でした。
写真は10月31日に撮ったものです。青空に映えますね。
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まだ見頃のものがたくさんありますが、一年草、宿根草、工夫をすれば
冬越し出来るものなどを確認してから作業を開始しました。
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5班さんの白いベゴニアは、この半年間で今が一番いい!そうです。
今年の猛暑は、ベゴニアにとってキツかったのでしょうね。
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花にとっては、やっと過ごしやすくなったと思っているかもしれませんが....

とにかく抜きます。
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2班さんのランタナは、木質化して抜くのが大変そうです。
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どの班も生長が良かった分、根っこが深くて抜くのに力が要りました。

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2週間毎の実習で、次回までどんな姿になるかを想像しながら、花がら摘みや
切り戻しなどをしてお世話をしてきました。「仮想コンクール」もありましたね。

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抜き始めたらあっという間です。
思い通りになったところ、ならなかったところ、色々ありましたね。

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カンナの根っこには、球根がたくさんできていました。
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コキアは箒を作るのに丁度良い具合になりました。
蜘蛛の巣を取ったりするのにも良いそうですよ。
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葉っぱや根っこを取り除いたら、きれいな花を咲かせてくれた土に
感謝の意を込めて、腐葉土ともみ殻燻炭を鋤き込みました。
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半年間たくさんの方に観ていただきました。
来年もきれいな花を咲かせてくれますように。。。
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さて、自由参加プログラムも今回が最終回です。
最後は「こけ玉を作ろう!」の第2弾です。
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ヤブコウジの苗にツルをあしらって、ちょっと早いですけどお正月に良い
作品を作ります。
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ツルは “向き合うように” 挿すのがポイントです。
どっちかがあっちゃ向いとったらあかんがです。
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こけ玉作りは2回目なので、皆さん手慣れておられ、
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スムーズに作業が進んでいました。
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とは言っても、こけを糸でぐるぐると巻く作業はなかなか大変ですね。
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こけ玉で、素敵なお正月を!(早いですけど...)

これで12回の花壇実習は無事に終了しました。
毎回きめ細やかなご指導をいただいた島先生に感謝いたします。

次回は11月15日(水)、ステップアップ研修の閉講式を行います。

 

2023年10月 5日 (木)

花壇実習⑪

10月4日(水)、第11回目の花壇実習を行いました。

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10月に入り、朝晩急に肌寒くなりましたね。
今夏は猛暑の期間が長かったからか、いつも以上に寒さを感じるような気がします。

寒暖差のおかげで、花壇の花の色がうんと濃くなりました。
次回の花壇実習最終回の11月8日に花苗を撤収する予定です。

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今回はあと1ヵ月咲いてもらうためのお手入れです。

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花がら摘みを中心に、作業を行いました。

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青色はより深い青色に。
(サルビア・ファリナセア)
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(ラベンダーセージ)
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コキアは真っ赤に染まり、
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カンナもまだまだ見頃です。
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ジニア・プロフュージョンも蕾がいっぱい。
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夏の花壇も素敵でしたが、秋色に変化した花壇も、さらに素敵ですよ。
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さて花壇管理作業の後は…

前回、皆でビオラの種まきをして、手分けして自宅で管理した苗をまた持ち寄って、
ポットに植替えをしよう‼の巻です。
芽は出ましたかね?

出てますね。
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こちらは。。。あんまり出てませんね。
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こちらは、ひょろ~んとなっちゃいましたね。
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うまくいかなかった場合の原因は、色々とあると思いますが、
例えば、覆土が厚過ぎても芽が出ないことがあるそうです。
芽が出た後に光が足りない場合に、ひょろ~んとなってしまうようです。

小さな苗を皆で植え替えました。
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春にはきれいな花が咲きますように。
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次回11月8日(水)は、花壇実習の最終回です。
花壇の花を撤収します。

 

2023年9月14日 (木)

花壇実習⑩

天高く馬肥ゆる...秋??
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朝晩は少し涼しくなりましたが、日中はまだまだ真夏日が続いています。

9月13日(水)、第10回目の花壇実習を行いました。

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今回も花がら摘みを中心にメンテナンスを行いました。

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1ヵ月前に刈り込んだ「ジニア・プロフュージョン」は、再びこんもりとなり、
蕾もたくさんつけています。この時期になると、やはり1ヵ月かかりますね。
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2週間前に刈り込んだものは、まだ花数は少ないですが蕾はたくさんついています。
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早い時期に刈り込めば、コンパクトな高さで維持できて、枝割れも防げますね。

コキアもかなり大きくなってきて、散髪のしがいがありますよ。
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そろそろ種が採れる時期です。
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クレオメにもたくさん種が。
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クレオメは毎年、こぼれ種で出てきてくれて、とても重宝な花です。
びっくり箱から飛び出したような花姿がユニークですね。
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横から見ると、6つある花壇がつながって、ボーダー花壇に見えますよ。
後ろのパンパスグラスが借景になっております。
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これから気温が下がるにつれ、秋色に変わっていきます。

さて作業の後は、前回、気温が高過ぎてお預けになった、種まき実習を行いました。
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土を詰めたプラグを班で4~5等分して種まきし、それぞれ持ち帰り、次回まで自宅で管理
してもらいます。失敗のリスクも分散です。
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今回蒔く種は2種類のビオラです。
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とにかく種が小さいので、瞬きしてる間にどこかへいってしまいそうです。

種まきの方法は、いくつかあります。

ピンセットで一粒一粒。
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鉛筆の先で一粒一粒。
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もしくは、カリカリくんでカリカリと....
持ち手のところを指でカリカリとすると、一粒ずつ先から落ちるグッズです。
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お好きな方法でやってみて下さい。

皆さん、真剣な面持ちです。
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次回、10月4日に持ち寄って、ポットに植え替えする予定です。
おうちでの管理、がんばりましょう!

 

2023年9月 1日 (金)

花壇実習⑨

8月30日(水)、第9回目の花壇実習を行いました。

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暑いと言うのにも飽きてきましたよ。
この猛暑はいつまで続くのでしょうね。

花にも疲れが見えてきました。
どの班でも大活躍のジニア・プロフュージョンは茎が割れてきて、
所々に穴が開いたようになっています。
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刈り込んで、高さを調整しました。
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ケイトウはそろそろ終盤ですね。
羽をもがれた鳥のような、悲しい姿になっております。
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ケイトウが終わった後のために、早くからこぼれ種のクレオメを仕込んでおいたので
そろそろ代替わりです。
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全体的には、まだ十分に花を楽しめます。
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クマバチも蜜集めに大忙しです。
カメラで近寄っても目もくれません。
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いつの間にか、花壇の後ろのパンパスグラスに穂が上がっていました。
安心してください。季節は着実に秋に向かっています。

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ひたすら花がら摘みです。

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次々と台風が発生しているようですので、倒伏防止の支えは
なかなか外せませんね。
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この先も台風による被害がないことを祈ります。

お手入れされて、スッキリとしました。
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さて作業の後は、本来なら今回、パンジーやビオラ等の種まき実習をする予定
でいたのですが、こうも暑いとせっかく芽が出てても育たない可能性もあり...
そもそも気温が高すぎて芽が出ないかもしれません。

予定を変更して、花壇見学へ行くことになりました。

射水市「小杉花作り同好会」さんがお世話をしておられる
「歌の森運動公園西側広場花壇」におじゃまいたしました。
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素晴らしいボーダー花壇です。
今年度の富山県花のまちづくりコンクールのプレミアム花壇部門で、
2年連続、最優秀賞を受賞されました。
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特徴や管理方法など、島先生の解説付きで、とても参考になりました。
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大変おつかれさまでした。
次回は、9月13日(水)です。

 

2023年8月20日 (日)

花壇実習⑧

8月18日(金)、第8回目の花壇実習を行いました。

お盆中に台風7号が直撃するかも...との予報がありましたので、簡単に台風対策を
施しておりましたが、西の方へ逸れていき、被害はありませんでした。

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この酷暑の中でも、花たちはじーっと耐えてくれていましたよ。

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暑いので、早めに作業を終わらせましょう。
作業に入る前に、真夏の手入れ方法を確認しました。
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ジニア・プロフュージョンは端の方から倒れ込んできましたので、
倒れたところを刈り込みました。
1ヵ月弱くらいで、こんもりとした姿に戻るだろうとのことです。
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マリーゴールドは、強く刈り込むと復活しない場合があるので注意が必要です。
花がら摘みと高さの調整ぐらいにしておきます。
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メランポジュームは、刈り込んでもなかなか芽を吹いてくれません。
このまま頑張ってもらいましょう。
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コキアはすこぶる元気です!
剪定して形を整えました。
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カンナの花がらはどこを切ればよいかを相談中です。
新しい蕾が出ているところで切ります。
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まだこんなに蕾が出ていますよ。魔女の爪みたいですね~。
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研修担当で、毎日水やりの管理をして下さっている髙田さんから、少し前に
ペチュニアの「桃色吐息」が青色吐息になっているとの情報がありましたが、
なんとか頑張ってくれているようです。花数が少ないですが、この暑さでは
無理もありません。
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この炎天下では、じっくりと花がら摘みをするのはなかなか大変ですね。

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ご自宅や地域の花壇のお世話も、無理をせず、水分や休憩をしっかりとり、
体調と相談しながら作業してくださいね。

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一日中、太陽の日があたるこの研修花壇で、猛暑の中でも元気に育っている
花たちをご紹介します。

まずは、どの班でも大活躍の
「ジニア・プロフュージョン」
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「アメリカンブルー」
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「センニチコウ」と「ニチニチソウ」
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「高性アゲラタム」
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「イポメア」
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「コキア」
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「サルビア」
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「カンナ」
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「マリーゴールド」
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「ラベンダーセージ」
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「ランタナ」
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「ハゲイトウ」
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などなどです。
来年の花苗選定の参考にしてください。

 

作業の後は、ハンギングバスケットの作り方の実演を見せていただきました。

スリットバスケットを使用します。
スリット部分に、切れ込みの入ったスポンジを内側から貼り付けてから使用します。

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底に少量の赤玉土を入れて排水性を確保してから、リーフ類や花苗を下から
バランス良くスリットにはめ込んでいきます。最後に上部に水苔を敷き、
両端2カ所に穴を開けておいて、水やりの際の水の通り道を作っておきます。

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ステキなハンギングバスケットが出来上がりました。
立体的な花壇を作る時にも活躍します。

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植え込む苗は30株くらいまで可能だそうです。
そんなに植えて大丈夫なんですか?という質問がありましたが、
大丈夫だそうです。うまいこと共生していくようですよ。

次回は8月30日(水)です。
また元気にお会いしましょう。

 

2023年8月 4日 (金)

花壇実習⑦

8月2日(水)、連日の猛暑の中、第7回目の花壇実習を行いました。

花壇もさぞかしバテているであろうと思っていたのですが、美しい姿を保っています。

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作業の前に、花の種類ごとのお手入れのポイントを確認しました。

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とにかく危険な暑さですので、早めに作業を終わらせましょう。

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2週間前にたくさんの花を摘んだのですが、さらにこんもりとして花付きも上々です。

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暑い中、元気に頑張っている花を見ると、こちらも元気をもらえますね。

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これだけ株が繁ってくると、管理通路の必要性を再確認します。

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咲き切ったカンナの花がらを切ると、、、
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次のつぼみが順番待ちをしていました。
カンナは長く花を楽しめるのが良いですね。
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2班さんの暑さが苦手なベゴニアが、サルビア・ファリナセアの足元で身を潜めています。
この場所なら西日を避けることができるかもしれません。もう少し涼しくなるまで、
なんとか頑張ってほしいものです。
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6班さんのトレニアは、旺盛なイポメアに隠れていましたが、逆にイポメアの
陰になって日差しを遮ることができたのか、顔を出すととても元気そうでした。
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倒伏防止に支柱をやり直し、今後いつやってくるやも知れない台風に備えます。
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なんとかこの猛暑を乗り越えてほしいですね。
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さて作業の後は、自由参加プログラム。
今回は『ハイドロカルチャー』をしようです。
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ハイドロカルチャーとは、ハイドロボール(粘土を高温で焼いて発泡させたボール状の石)
に植物を植え付ける水耕栽培です。

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今回は、ガジュマル(中央)、トラデスカンチヤ(右)、ペペロミア(左)
を植え込みました。

足元に涼し気な貝殻もあしらって、夏のよそおいです。
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シリカ(ケイ酸塩白土)を入れることで、根腐れ等の心配はありません。
土を使わず清潔なので、虫も寄せ付けません。

苗の配置のバランスは、それぞれのセンスです。

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あえて肥料を控えて生長を遅らせ、大きさを維持しながら育てます。

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緑を楽しむひとつの方法です。

次回は8月18日(金)です。
お盆明けにまた、元気にお会いしましょう。

 

2023年7月21日 (金)

花壇実習⑥

7月19日(水)、第6回目の花壇実習を行いました。

1ヵ月前から、7月19日に花壇がベストな状態になるようにお手入れをしてきた
『仮想花壇コンクール』ですが、いよいよ “その日” になりました。

先に結果を言ってしまいますが、どの班も素晴らしい仕上がりになっています‼

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元々、順位はつけないコンクールですが、本当に甲乙つけがたいです。

各班ごとに、テーマなどを発表し合いました。

では、ご紹介します。

1班 テーマ『花の園(円)』
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テーマ通り、花の園であり、花の円でもあり、円形になるようデザインされています。
両側のボックセージがゆらゆらと良い雰囲気です。
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大雨で生育が危うかったペチュニア“桃色吐息”も、復活を遂げました。
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2班 テーマ 『友交ガーデン』
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カンナがもう少し大きくなってくれれば、もっと良かったとのこと。
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中央の赤色のサルビアは、あまり背が高くならないよう、敢えて矮性種のものを
用いられました。

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3班 テーマ 『平和の祈り』
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真ん中に、メランポジュームの黄色とサルビア・ファリナセアの青色で、
ウクライナカラーを平和の象徴として表現されています。
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左側のボリュームの半面、右側が少しさびしかったかなと言っておられました。
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こぼれ種から育ったクレオメを後方に移植したおかげで、蝶のような白い花が
アクセントになりました。
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4班 テーマ 『flower flow』
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白から徐々に濃い色へと、流れるようなデザインです。
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今は花が繁って見えなくなってしまいましたが、実は、管理通路が4班の『4』の字に
なっているんですよ。(下の写真は植え付け直後の様子です。)
より一層、班の絆が感じられますね。

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5班 テーマ 『虹を見上げて』
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テーマ通り虹色です。『虹』で終わるのではなく、『虹を見上げて』とされたところが
粋だな~と、私、個人的に思います。
これだけ高さを揃えるのは難しかったのではないかと想像します。

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シンプルなデザインに、ベゴニアの白が効いています。
(これは島先生のコメントです。)
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6班 テーマ 『ほほえみの苑』
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後方の背丈の低いロベリアの青色は富山湾を表していて、野山の花たちが海を見下ろしている
イメージです。さらには、右側は県東部地区を、左側は県西部地区をイメージしてデザイン
されています。
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トレニアを覆い隠してしまうほどのイポメアは、「がんばっていこう!」
という勢いを表しているそうです。
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さて、どの班も『仮想花壇コンクール』目標達成!ですね。

思い通りに育ってくれたものもあれば、もう少しこうなったらよかったのに。。。
という思いもあったかと思いますが、心の中で、最優秀賞は自分の班!と皆が思えたならば、
コンクールは大成功だったのではないでしょうか。

花壇に酔いしれている時間はありません。

雨がポツポツと落ち始めましたよ。

本降りにならないうちに、今日もせっせと花がら摘みです。

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仮想コンクールが終わったからか、なんとなく前回までの緊張感があまり
感じられません。皆さん余裕の表情ですね。

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しかし、今日がゴールではありません。花壇実習は秋まで続きます。

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ここは植物園。この花壇を楽しみにしているお客様も多数おられます。

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これからも常にベストな状態になるよう、メンテナンスを続けましょう。

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今が見頃です。
中央植物園にお越しの際は、ぜひこの研修花壇にもお立ち寄りください。
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さてさて、作業の後は「ミニコンテナガーデンを作ろう」の巻です。

島先生が用意してくださった沢山の花苗の中から選んで、新聞紙半枚の上に
ガーデンを作ります。
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目移りしますが、とりあえず好きなものをピックアップして、後方には背の高いもの、
前方には低いものの鉄則を乱さぬよう、置いてみます。

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遠目からも眺めてみます。
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本当に植えるとなると、それぞれの性質により難しいこともありますが、
ここでは、高低差をつけたり、雰囲気の違うものを組み合わせたりと、
色合いや、デザインの勉強です。


ほんの数分だけの、幻のミニコンテナガーデンができました。

1班
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2班
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3班
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4班
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5班
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6班
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どの班も素敵で、先生からも太鼓判をいただきました。

そして、島先生の作品がこちら。
リーフ類だけで仕上げられました。
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一瞬の作品を、研修生は各自カメラに収めていました。
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次回は8月2日(水)です。
暑さはこれからが本番ですね。体調管理に十分注意しましょう。

 

2023年7月 6日 (木)

花壇実習⑤

7月5日(水)、第5回目の花壇実習を行いました。

前回、1ヵ月後の7月19日に花壇が一番良い状態になるように!と目標を定め、
2週間が経ちました。

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2週間前はほとんど花を摘みましたが、花数が増えて株も大きくなり、
株間もだいぶ埋まってきましたよ。

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例えば、定番の「マリーゴールド」や「ジニア・プロフュージョン」
前回6月21日のお手入れ後の姿は、こちら。
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    ⇓
2週間後の7月5日には、見違えるように!!
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「コキア」はおしくらまんじゅうし始め、
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「ハゲイトウ」も生長著しく、長い支柱に取り換えなければならなくなりました。
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『仮想花壇コンクール』を目前に、ひとつ心細いことは、今回は島先生のアドバイスが
受けられないことです。これまでは作業開始前に、花の種類ごとに切る位置や量を
確認してきましたが、今回は、切ったらどんな姿になるか、自分で想像して考えます。

どの班も、どこまで切って良いものか、みんなで相談しながら作業を進めておられました。

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1班さんはスマホで前回の姿を確認し、どれを切るか打ち合わせから
始めておられたようでした。
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『仮想花壇コンクール』を今日やってもいいのではないかと思うくらい、どの班も
もりもりで良い状態です。

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コンクールといっても、実は、順位は付けないのです。
「ベストを目指す!」ということが目的なのです。

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高さや幅を測って、生長を記録しておくことも大切です。
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お手入れされて、スッキリとしました。
今しばらくは、グリーン花壇です。7月19日にはどんなお花畑になっているか、
楽しみにしていてくださいね。

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さて、作業の後は、、、

自由参加プログラム『こけ玉を作ろう』の巻です。

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テーブルヤシでこけ玉を作ります。
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お目々👀や帽子も付けちゃいます。
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ビニール袋を使って、手が汚れにくい方法を教わりました。
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先生がされるのを見ていると、簡単そうに見えますが、いざ作るとなると、
なかなか大変なのですよね、これが。。。
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涼し気なこけ玉ができあがりました。

梅雨のジメジメも暑さも、これからが本番です。
体調管理に気を付けられて、また元気にお会いしましょう!

次回は7月19日(水)です。
梅雨明けしていますかな?

 

 

 

 

2023年6月29日 (木)

頭取・グリーンキーパーブロック研修を行いました(県中部地区編)

6月28日(水)、

富山市のサンフォルテにて、県中部地区(富山市・射水市・立山町・上市町・舟橋村)の
頭取・グリーンキーパーさんを対象にブロック研修を行いました。

千葉大学大学院園芸学研究院の岩崎 寛(いわさき ゆたか)先生をお招きし、
『なぜ花や緑は社会に必要なのか~心と体にやさしい花と緑の力~』と題して
講演をしていただきました。

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withコロナ時代にストレスの多い生活が続くことから、植物によるセラピー効果が
注目されています。そのセラピー効果に関するメカニズムについて詳しく解説して
くださいました。

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また、「園芸療法」とは、「草花や野菜などの園芸植物や自然との関わりを通して、
心と体の健康、社会生活における健康の回復をはかる療法」のことです。

グリーンキーパーさんの日頃の花壇活動が、すでに園芸療法の実践になっているよう
ですよ。花や緑と関わることで、バランスの崩れた体調を元の良い状態に戻すという
ストレス緩和効果があるそうです。これからも心身の健康を維持していただければと思います。

県中部地区の皆様、たくさんのご参加ありがとうございました。

 

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